修功会 | 日記 | ３３回全日本武術太極拳大会を終えて。パート１

９日、楊式太極拳東京都代表として、全日本武術太極拳大会に出場しました。
あいにくの雨にもかかわらず、朝早くから大勢の選手、観客が傘の花を咲かせて入館を待っていました。
Y先生から早めに会場入りして、試合会場のアリーナの絨毯の上での練習をするようにアドバイスを受けていたので、いつもより１５分早く着くようにしました。
すると気合いの入った方達発見！　　　その中に去年、一緒の組で試合をしたY県代表の方も、今年も代表になられたようで、雨の中、会場の片隅で套路の練習をされて、既に臨戦態勢。　　気合い入りまくり！
開場とともにすぐに着替えて、アドバイスどおり練習開始。
１か月前に左足小指を骨折してしまい、新しく購入した靴をほとんど履けずじまいでしたので、アリーナの絨毯の上でのグリップの効きを試し、感触OK！そしてとっととアリーナから退散。その間ものの１分
「えっ？・・それだけ？　もう終わり？・・・他の選手は套路練習してますけど～～？絨毯踏んだだけで何が判るんだよー！！」Y先生の感想でした。　　　相変わらずの練習嫌いなものですみません。
選手入場アナウンスで、試合コートに向け入場。
いつもならここでお調子者スィッチ全開のはずが、今年に入ってから、いつものお調子者スィッチがOFF状態。　　　試合に向けてのワクワク感がなくなり、東京都大会でも少し緊張するようになってしまい、挙句の果てバランス動作で失敗。　　　辛うじて１位にはなれましたが、満足いく出来には遠く及ばずでした。
こんな時に左足小指をポキッ！　　　ろくに練習も出来ずに（いつもろくに練習などしてないでしょ！とY先生の声が聞こえたような・・・）コート中央に立ちました。
おおぉ～何だこれは？震えているのか？足がガクガクしてるぞ！こんな緊張いつ以来だ・・・？　　　何かに取りつかれたように身体が重く動かない！
呪縛が解けたのは、審判長から得点を聞いた時でした。　　　バランス動作すべて失敗！
最低の出来！
「第２コートに今日は魔物がいるぞ！」と私よりも前に試合をされた方達が言っているのを、今思い出しました。
しかし私にはY先生という作戦本部長が授けてくれた秘密兵器？・・それは骨折して套路練習が出来ない為、体幹の筋力アップと虚領頂勁！（いわゆる身体の力を抜き、姿勢を保ち、柔らかく澱みなく勁力（気、力）が流れるように動く）。
「バランス動作は、他の選手もグラついてたし、まああんなもんでしょ。動作のほうは今までで一番落ち着いていて良かったよ！」とY先生から言ってもらいました。
点数も去年よりアップ！
ありがとうございました。